脳卒中後のうつ状態とapathy(アパシー)

悩む人

アパシー(apathy)

アパシーとは普通なら感情が動かされる刺激対象に対して関心がわかない状態のことを言い、興味や意欲の障害であると考えられている。多くの疾患でよく見られる状態であり、古くからある言葉であるにもかかわらず、医学的な注目がなされ始めたのはごく最近のことであり、その定義や病態、意義についてもまだ議論の余地が残されている。

出展元:脳科学辞典

恥ずかしながら私は「アパシー」を初めて知りました。

医学分野でのアパシーは、興味や意欲の欠如と定義され、活動性の低下や感情の平坦化も含んだ意味で使われているそうです!特に外部からの命令や強制には反応できるが、自ら自発的に行動を起こすことができない点が特徴。うつ状態の相違点として、悲哀感・罪悪感・自殺念慮などを欠く点が重要。脳の病変部位の違い。抗うつ剤の反応の違いもあるようです。
そのためリハのアプローチも違ってきます。
うつ状態やアパシーは約30%の方に併発されるようです。

患者さんの表情や心情、意欲に配慮・介入することはリハを円滑に進めることにつながると考えます。

【引用】
猪飼哲夫 編:CLINICAL REHABILTATION 脳卒中リハビリテーションの最前線 実践とエビデンス 医歯薬出版株式会社Vol.26 No11 COLUMNより

【参考】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjcne/24/3/24_71/_pdf

JSTAGE.JST.GO.JP

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